ブドウの剪定には大きく分けて2つの方法があります。
「長梢(ちょうしょう)剪定」、「短梢(たんしょう)剪定」です。
・「長梢(ちょうしょう)剪定」とは、来年伸ばす枝に5~6芽残して剪定する方法で、樹勢の強い品種に適用するようです。
・「短梢(たんしょう)剪定」とは、1~2芽残す方法で、 こちらは樹勢の弱い品種に適用するようです。
長梢剪定は、 前年に伸びた枝の7~8芽を残して切り詰め、今年育てる枝の1芽を残し、
新芽を傷つけないように次の芽との中間、或いは2つ目の芽の上で剪定します。
ただし、欠けた枝がある場合は隣の芽を2芽以上残し、 空いたスペースを埋めるための芽を確保するように剪定します。
枯れた枝や樹勢の弱い枝、古い枝などを大幅に剪定し、 丈夫な枝をできるだけ棚の誘導線の沿って伸ばすように剪定します。
短梢剪定の場合は、伸びた枝の3~4芽を残して切り詰めたら、 後の細かい剪定は長梢剪定と同様にします。
目線の高さに実をつけるので、収穫などの作業がしやすくなります。
剪定後は、枯れ込み防止のため切り口に木工用ボンドを塗布しましょう。 あとは病害虫に気を付けて、収穫の時期を待ちましょう。