平屋と調和する雑木の庭|風の道をつなぐ新築外構工事|日下部建設
「風の道」が繋ぐ、平屋建築と美しく溶け合う庭
1. 建築の「開口と間」を意識し、空間全体を包み込む
私たちが今回の計画で最も大切にしたのは、低重心のすばらしい平屋建築が持つ「開口と間(ま)」です。水平のラインが美しい建築に対して、庭がただの背景になるのではなく、空間全体を優しく包み込むような一体感のあるデザインを心掛けました。
「風の道」をテーマに、ウチとソトを緩やかにつなぐ
その中心となるのが、リビングからフラットに広がる木製デッキです。変形デッキの温もりと、端正な縦格子のウッドフェンスが視線を心地よく奥へと導き、リビングから庭、そして遠景へと空間が自然に連続していきます。軒天井の木目とデッキが外へと伸びることで、大開口のサッシを開け放てば、そこはもう自然の息吹を感じる上質なアウトドアリビングです。
庭を構成する植物たちは、高木と低木を奥行きのある構成で幾重にも重ね、立体的で自然な風景を創り出しています。
プライバシーを守るウッドフェンスに囲まれたこの空間は、夜には室内の温かな間接照明に照らされ、美しい光と影の芸術を浮かび上がらせます。
家族が心地よく集う「団欒の場」として。あるいは、訪れる人々を優しく迎え入れる「余白」として。この庭は、住まう人の暮らしに寄り添いながら、今日も静かで美しい風景を添え続けています。
これにより、限られた敷地の中に奥行きと動きが生まれ、どこに腰掛けても違った庭の表情を楽しめるようになっています。上質なアウトドアリビングです。
©Tololostudio
庭に植えられた美しい落葉樹や常緑樹は、計算された美しい影をウッドデッキに落とします。サラサラと風に揺れるモミジの葉、初夏のみずみずしい新緑、秋の美しい紅葉など、室内にいながらにして日本の豊かな四季の移ろいを肌で感じることができます。
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静寂のなかに浮かび上がる、光と影の「間」
夕暮れから夜へと移ろうマジックアワー
この住まいは昼の開放感とは一変し、圧倒的な静けさと気品に満ちたもう一つの表情を現します。
低重心な平屋のプロポーションをなぞるように、室内の温かな間接照明が大きな開口から外へと溢れ出し、木製デッキを優しく照らし出します。その光を受けて浮かび上がるのは、フェンス越しに美しく枝葉を広げる雑木たちのシルエット。夜風に吹かれてサラサラと揺れる木の影が、ウッドフェンスや軒天井にゆらゆらと投影され、まるで空間全体が呼吸しているかのような、静かで贅沢な時間が流れます。
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外からの視線を端正な縦格子が優しく遮るプライベートな夜の庭。サッシを開け放てば、夜の涼やかな風が室内へと流れ込み、外のミドリの気配がそのままリビングへと溶け込んできます。
アプローチから玄関へと続く柔らかな灯りは、ただ足元を照らすだけでなく、この家に集う家族や来訪者を包み込む「迎える余白」そのもの。深い藍色の空、建物のシャープな水平ライン、そして優しくライトアップされた雑木の自然な樹形が重なり合い、都市の喧騒を忘れさせる、家族だけの特別なオアシスがここに完成しました。