アオダモと雑木の庭で「凪」の時間を。|住友不動産の建築美
効率が重視される現代において、家は単に眠るためのハコではなく、ささくれだった心をフラットに戻すための「調律の場所」であってほしい。
情緒的な結びつきを、庭という形に「言語化」する。そんな思いを込めてデザインしました。
アオダモが優しく解きほぐす。家族の物語を言語化する「雑木の庭」とは・・・都市部で忙しく働く人に向けて、「心を整える」空間でありたい
新しい住まいの前に立ったとき、最初に出迎えてくれるのは、空へと視線を誘うアオダモの軽やかな枝ぶりです。建物の端正な外壁に対し、風に揺れる葉影が柔らかな「余白」を描き出します。
デジタルな直線の中に、アナログな曲線が混ざり合う。
その視覚的なリズムが、脳に「ここは安心できる場所だ」という信号を送ってくれるのです。
デジタルな直線の中に、アナログな曲線が混ざり合う。
その視覚的なリズムが、脳に「ここは安心できる場所だ」という信号を送ってくれるのです。
五感のスイッチを石の感触と音で、オンからオフへ切り替えてくれます。
リビングから見るプライベートガーデンにも配慮し緑があることで得られる心の安らぎを
リビング前にも高くなりすぎないウッドフェンスを。
気になる隣地への目線は植栽でさりげなくカットしお隣さんにも緑のおすそ分け。
デッキ上は腐らない天然木だからこそできるプランターで植栽を施しています。
庭は、家族の記憶の「背景」になるものです。 晴れた日の木漏れ日、雨に濡れて深く色づく石、そして夕暮れ時に窓から漏れる明かりが照らす葉の輪郭。美しい建築というキャンバスがあるからこそ、こうした自然の機微はいっそう際立ち、日常の解像度をぐっと上げてくれます。
今回私たちが形にしたのは、単なる新築外構工事ではありません。
住まう人が自分自身を肯定し、明日への活力を蓄えるための「情緒的なインフラ」です。
言語化できないほどの安心感を、毎日、玄関を開ける瞬間に感じていただきたい。
作庭後記として
家族の成長と共に木々が背を伸ばし、石が大地に馴染み、時の経過が味わいという価値に変わっていく。
そのプロセスそのものが、この家の、そしてこの家族の物語になっていくはずです。
「いい家だね」という言葉の奥に、いつもこの緑の気配がありますように。
私たちが贈るこの景色が、クライアントの暮らしをより優しく、より健やかに彩ることを願い創り上げました。